【革のプロが解説】ヌメ革の雨染みは取れる?自宅でできる応急処置と修復のポイント
こんにちは、ドクターレザープロワークスです。
今回は、ナチュラルな風合いが魅力のヌメ革製バッグについて、雨染みができてしまったときの正しい対処法や、プロによる修復の考え方をわかりやすく解説します。水分に非常に弱いヌメ革だからこそ、適切なケアが重要です。
💧 なぜヌメ革は雨に弱いのか?
ヌメ革は植物タンニンで鞣された無着色・無塗装の天然レザーで、表面加工がほとんどされていません。そのため、水分や油分を吸収しやすく、雨や湿気にさらされると簡単にシミやムラができてしまいます。
🛠 応急処置の手順(すぐに試せる3ステップ)
- 1. 布で水分を軽く吸い取る:こすらず「押さえるように」拭く
- 2. 自然乾燥:ドライヤーは使わず、日陰で風通しの良い場所に
- 3. 乾いたら保湿:専用レザークリームを薄くなじませる
※注意: アルコールやシンナーは絶対に使わないでください。染みが悪化する可能性があります。
⚠ 放置するとどうなる?
- 黒ずみ:酸化によって革が変色する
- カビ:湿気を吸ったまま放置すると発生
- ひび割れ:乾燥と変質による深刻なダメージ
見た目の劣化だけでなく、革の寿命を縮めることにもなります。
📝 修理に出すべきタイミング
以下のような場合は、プロに相談するのが安心です。
- 染みが広がって目立つ
- 自宅ケアでムラが残った
- 高級バッグで失敗したくない
早い段階でのご相談が、仕上がりの美しさにもつながります。
📦 郵送による全国対応が可能です
ドクターレザープロワークスでは、全国からの郵送修理を承っております。
LINEまたはメールでバッグの写真を送っていただければ、無料で状態確認・お見積もりが可能です。お気軽にご相談ください。
ドクターレザープロワークスでは、ヌメ革を含むさまざまな素材の革製品の修復に対応しています。お気に入りのバッグを長く美しく使うために、まずは無料でご相談ください。