【革職人が解説】バッグのハンドル交換は可能?革の種類ごとの交換可否と修理方法を紹介
こんにちは、ドクターレザープロワークスです。
「持ち手がボロボロになってしまった…」「ハンドルだけ変えたいけれど、修理できるの?」そんなご相談をよくいただきます。今回は、バッグのハンドル交換は可能なのか、どんな素材に対応できるのか、そして修理の流れについて詳しく解説します。
🔧 ハンドル交換が必要になる主な症状
- 革のひび割れや乾燥による劣化
- 黒ずみやベタつきなどの汚れ
- 縫製のほつれや芯材の折れ
- カラー変更やデザイン変更をしたい場合
💼 革の種類と交換対応の可否
素材によって交換のしやすさや仕上がりが変わってきます。以下は主な対応素材です:
- ヌメ革: 経年変化を楽しめるが、水や日焼けに弱いため劣化しやすい。交換可能。
- スムースレザー: 表面が滑らかで仕上がりも自然。比較的対応しやすい。
- 型押しレザー: クロコ・サフィアーノなど模様付き革。近似素材で再現可能。
- 合皮(PU): 見た目を合わせた素材で交換可能。ただし完全再現は難しいことも。
🖌 ブランドバッグのハンドル交換で注意すべき点
ブランドバッグの場合、以下の点に注意が必要です:
- オリジナル素材が廃番: 色・質感を近い素材で再現
- 刻印やロゴの有無: 基本的に複製不可
- 縫製構造: 一体型ハンドルの場合、バッグ全体に影響することも
交換後も自然に見えるよう、当店では一つひとつ手作業で形状・厚み・色味を調整しています。
📦 修理の流れとご依頼方法
- LINE・メールで写真送付
- 状態確認 → 修理可否とお見積もり
- バッグを当店へ郵送
- 完成後、ご自宅へ返送
全国どこからでもご依頼可能です。まずは写真をお送りください。
ドクターレザープロワークスでは、バッグのハンドル交換や持ち手補修のご相談を多数承っております。素材に合わせて最適なご提案をいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください。